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運動関連領域について

大脳小脳とは ・上肢の精密な運動を抑制する役割がある ・運動制御以外にも認知機能にも深く関与している ・実際に起こった感覚を記憶するのではなく、大脳皮質で処理して情報を受け取る ※大脳小脳の重要な機能は ⇒大脳皮質の情報を処理して運動プログラムを調整すること ◎過去の経験から運動プログラムを調整するために運動を繰り返すことで運動を学習する 【大脳小脳が運動学習を完了して運動プログラムが最適化された状態のことを小脳に内部モデルが形成されたともいう】 ◎大脳小脳は、実際に起こった感覚情報や大脳皮質の運動関連領域である運動前野と一次運動野の他に状況判断や行動選択を意欲に関する情報を処理する前頭前野からの情報を受け取っている

前頭葉について:思考と運動について

1)全体の脳の分類について 脳は第1の脳と第2の脳に大分することができる。 第1の脳…脳幹、上丘、下丘など 基本的に生命活動を維持するために働く。 ・危険回避、不安に対して防御反応、姿勢制御など ・バイタル、心臓、呼吸、排尿に関してのコントロール 第2の脳…大脳皮質 知的活動、随意運動、意識的感覚、などの人間的な活動のほぼ全てに対して関わる。知的な活動や考えながらの活動、学習することで活性する。

橋延髄網様体形成(PMRF)について解説

PMRFは昨今非常に注目される名称ですがそれについて詳しく解説していきます。 ※人間の機能は1つの経路ですべてが決まるわけでなく様々な要素が絡み合いパフォーマンスは決まります。 しかしながらいきなり複雑な絡み合いを説明するとわかりづらくなるためまずはこうした極端な解釈で理解しておくといいと思います。

頭頂葉とボディイメージについて

感覚野・・・筋肉、関節、内臓からの情報が入ってくるところ 筋の感覚が薄い、関節がどこにあるのかわからない、内臓の感覚が薄いなどは体性感覚野の問題 →しっかり働くことで体がどこで何をしているのか、体がどういう状態なのかをより明確に理解することができる →緊張を落とすこと、適切な筋緊張を出すことができる 体性感覚マップ 体の部位によって感受性の高さが違う (例)指の皮膚はお腹の皮膚の約100倍感受性が強い もこもこの犬がいた時、手で触る→お腹でもこもこの犬を触ることはない 人間は基本的には感受性の高いところで何かを触って情報を得ようとする性質がある 一般的に左の頭頂葉が右半身、右の頭頂葉が左半身のマップを持つ ※絶対ではなく、場合によっては例外を含む ある特殊なケースでは右が右半身の感覚を理解する人もいる ホムンクルスは基本的な考え方であって絶対原則ではない ○二次体性感覚連合野 ・体性感覚だけでなく聴覚や視覚、感覚情報を統合して情報の意味付けをする →特に頭頂葉の場合、マップという考え方が出てきたら、頭頂葉がほとんど関わる ・聴覚の場合どこから聞こえているのか、視覚の場合見ているものがどこにあるのかという情報を加えるのが二次体性感覚連合野の役割の1つ