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固定視に対する評価及びアプローチ方法

固定視とは物をじっと見つめピントを合わせることを言いますが、この固定視ができず焦点が合わないという方が結構います。 イメージとしては近くの物を見るという意味で寄り目(輻輳)を考えがちですが、実際は遠くのものに視点を合わせたり、どれだけ早く合わせられるか、視野の中で左右にあるものにも合わせることができるかなど非常に日常において重要な能力となっています。 今回はそんな固定視を評価し、アプローチしていきます。

後頭葉について理解を深める

後頭葉=視覚 ・後頭葉はV1と言われる機能を持つ =視覚情報が最初に入ってくるということ この機能に問題が起こった場合、眼や視神経には問題がなくても後頭葉に問題があることで見えない状態(ブラインドスポットがある状態)になってしまう ・最低でも16の視覚野を持つ 視覚の中枢の1つ 単純に見えているかどうかということと情報の取捨選択を眼球とともに行う →必要な視覚情報のみを抽出する機能がある 物体認知と特徴抽出にとって非常に大切な機関 モノが見えていても後頭葉の機能が良くなければ視覚の認知のレベルが落ちてしまい、ただ見えているだけになってしまう →空間が歪んで見えていたり物体の認知がうまくできなくて物体をうまく使えなかったり、環境をうまく使えなかったりということが起こる